会長挨拶

伊藤 勝人 会長

小さな歯車 地球を回す

伊藤 勝人

 「憂きことの なほこの上に積もれかし 限りある身の力ためさん」
私はこの言葉が好きです。
 今、世界が、そして日本の中枢までもが「勝てば官軍」の悲しき方向に動いているように見えてなりません。また、新型コロナウイルスに対する行動制限が緩和され、経済の回復が期待される中、一度手放し失ったものは容易には取り戻せず、貧困層との隔たりはますます広がるばかりで日本の政治経済は正念場を迎え、いよいよ本当の底力を試される時が来たようです。
2023年−24年度国際ロータリーの会長に選ばれたゴードンR.マッキナリー氏は、「世界に希望を生み出そう」と世界中のロータリアンに呼びかけました。そして、会員増強の最善の方法はエンゲージメント(参加/関わり)である、と考えるマッキナリー氏の言葉の通り、組織の活力源である会員同士の積極的なエンゲージメントがロータリーを成長させ、絆を強くし、希望の光となって人々の参加を促すのだと私も感じます。
 地域社会で互いを思いやる奉仕の力、そして新型コロナウイルス流行のように、未曾有の危機にさらされても乗り切ることのできる、新しく柔軟な適応力。それらの力を現実にし、クラブのより良い成長の中で、会員の皆様と地域社会の「希望と幸せを生み出す」ために必要とされることは、一人一人の小さな歯車を組み合わせて、大きな力に変えていくことだと思います。
 だからこそ、パワー浜松ロータリークラブは、温故知新「故きを温ねて新しきを知る」が如く
今一度足元を見つめなおし、諸先輩方が培った教訓を踏まえながら、変革を恐れずに挑戦していきたいと思います。そして、地域社会に必要とされる奉仕活動を模索し、ロータリーの基本理念に則って、会員一人一人の「知恵を集めた歯車」を 皆様と共に、楽しみながら回していきたいと考えています。
 どうぞ皆様の叱咤激励、並びにご協力の程をよろしくお願いいたします。

幹事挨拶

土屋 公良 幹事

土屋 公良

 伊藤年度が始まる前から準備段階でロータリーの諸先輩方から色々と助言をいただき、サポートしていただきました。心より感謝いたしております。2023−2024年度 ゴードンR.マッキナリー国際ロータリー会長は「会員は組織の活力源です。」と言っています。 まだ一抹の不安もありますが、伊藤会長の思いを汲み取り、より素晴らしいロータリークラブとなりますよう率先して活力源となるよう努めてまいります。そしてこの一年間、各役職に就いた方々を支えてゆきたいと思っています。どうかよろしくお願いいたします。