ご挨拶
国際ロータリー 第2620地区 2024-25年度 ガバナー
小 泉 久 司(甲府西RC)
よりそう奉仕・ロータリー
社会に“よりそう奉仕”を展開しロータリーのマジックを実現しよう
The Magic of Rotary
(ロータリーのマジック)
2024-25年度のステファニー A.アーチックRI会長テーマ「The Magic of Rotary」(ロータリーのマジック)は、1月7日から11日までフロリダ州オーランドで開かれた国際協議会の初日に発表されました。
アーチックRI会長エレクトは、多くの人々を救うロータリーの力を認識してこれをさらに広げるよう、ロータリーの活動を通して「マジック」を生み出せるよう呼びかけました。このテーマはアーチック会長エレクトがドミニカ共和国で浄水器の設置活動に携わった際、浄水器から出てくる透明な水を見た少年が「もう一度魔法をみせて」と言ったことにちなんでいます。「きれいな水を得てこの少年の人生は大きく変わりました。もちろんこれは魔法ではありませんが、私たちが懸命に努力して力になれば、この少年のように人生を変えることができるのです。少しでもその力になることができたと知ることにより、私の人生も変わったのです。私たちは世界で『ロータリーのマジック』を起こさなければなりません」とアーチック会長エレクトは続けました。これを受けて私たちは「ロータリーのマジック」を実現するために、年度の始まる前に努力してあらゆる「仕掛け」を整える必要があります。私たちが行うすべての活動は「ロータリーのマジック」を前進させる機動力となります。
なお、RI会長テーマは1949-50年度のパーシー C.ホジソン会長がはじめ、毎年発表されてまいりました。2023年10月の理事会で示され、『ロータリーの友』1月号にも掲載されたように、RI会長自身が掲げるテーマとしては最後のテーマとなる予定です。 また、国際協議会ではロータリーのビジョン声明「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指します」が強調され、4つの優先事項の目標が示されました。アーチック氏は継続と変化のバランスを取ることが必要で、どちらもロータリーの行動計画の原動力だと述べられました。そして、積極的平和を通じて分断された世界を癒すこと、平和構築を優先事項に位置付けられました。P9にRIが示した「2024-25年度共同目標」を掲載しておりますので、ご確認ください。行動計画の優先事項を計画に落とし込んでいきたいと思います。
国際協議会では、危機管理の重要性が何度も強調されました。これを受け「地区危機管理セミナー」をオンラインで開催することを検討しております。そして、次年度下期には3年に一度開かれる規定審議会もございますので、規定審議会後にオンラインで報告会を開き、情報共有を図りたいと思います。
3-Year Rolling Target/Plan
(3年間の目標と計画)
RI理事会は、活動や目標の継続性を重要な課題と位置づけ、2024-25年度を「トライアル期間の初年度」とし、理解と協力を要請しています。クラブの発展と活性化のために行うもので、3月の会長エレクト研修セミナーで会長・幹事エレクトの皆様へ地区研修・協議会までにMyROTARY「ロータリークラブ・セントラル」への目標入力を依頼いたしました。RIは、各クラブが目標入力し、進捗状況を確認し、成果を測る作業を毎年積み重ねるよう求めております。現時点でロータリークラブ・セントラルは、複数年の目標を入力できるよう整ってはおりませんが、マルチイヤー・ターゲット・ダッシュボード(複数年目標一覧表示)として刷新し、組織的に目標を整えられるよう準備が進められております。
1年間、皆さんと共に「社会によりそう奉仕」を通して、あらゆる「マジック」の展開を実現できますことに期待いたしております。ご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。